ドイツ ドイツ語検定試験

ドイツ語検定試験

ドイツ語能力を証明するための検定試験は複数あります。ここでは、代表的な検定試験をご紹介しましょう。

検定試験の種類 
【TestDaF:Test Deutsch als Fremdsprache】

ドイツ語版のTOEFLと位置付けられるドイツ語統一試験です。中級以上が試験対象で、「聴解力」「読解力」「文章表現力」「口述表現力」の4つの技能について、それぞれ3つのレベル(TDN3~5)があります。4項目すべてについてレベル4(TDN4)以上を獲得すれば、大学入学に必要なドイツ語能力を証明したことになります。世界中で同一日程にて開催されますが、日本国内では獨協大学と東京ドイツ文化センターで実施されています。

【DSH:Deutsche Sprachprüfung für den Hochschulzugang】

ドイツの各大学が実施する、入学に必要なドイツ語能力を証明するための検定試験。合格すれば、ドイツ語で聴講し、ディスカッションし、レポートを書き、単位取得試験を受けるなど、学生生活がドイツ語で不自由なく送れるとみなされます。 

【ZD:Zertifikat Deutsch】

ゲーテ・インスティテュートやオーストリア政府公認ドイツ語能力検定試験(OSD)などによって共同開発されたドイツ語基礎統一検定で、初級レベルの修了試験として認定されている試験です。ヨーロッパ言語共通参照枠*の評価基準B1レベルに相当します。 

* ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages):ヨーロッパ全体で外国語の習得状況を示す際に用いられるガイドラインです。

【Goethe Institut, Goethe Zertifikat】

ゲーテ・インスティテュートによる、初級者から上級者までのレベル別検定試験です。ヨーロッパ言語共通参照枠の最高レベルC2に相当する従来の3つの検定試験「ドイツ語上級統一試験(ZOP)」「ドイツ語小ディプロム試験(KDS)」「ドイツ語大ディプロム(GDS)」は、2012年より「ドイツ語C2大ディプロム(GDS)」に統一されました。

【TELC:The European Language Certificates】

語学検定試験とそのシステムを開発する組織であるTELCは、ドイツ語検定だけではなく、様々な言語の検定試験を実施しています。ドイツ国内では、多くの研究所や公的機関と提携し、語学検定試験の実施機関として中心的な役割を担い、語学教育機関カール・デュイスベルク・センター(Carl Duisburg Centren)では各コースの修了試験として採用しています。

【PWD:Prüfung Wirtschaftsdeutsch International】

国際ビジネスドイツ語検定と呼ばれる試験で、ヨーロッパ言語共通参照枠の評価基準C1レベルに相当します。

【独検=ドイツ語技能検定試験】

財団法人ドイツ語文学振興会が実施する、日本語話者に特化したドイツ語検定試験。5級~準1級、1級の6つのレベルがあり、筆記試験に加え、準1級以上では口述試験も行われます。

検定試験のレベル一覧
  評価具体的な能力検定試験レベル
初級






使
A1 日常生活の場面で短く簡単なドイツ語表現が理解でき、自分でも言える。自己紹介や相手への簡単な質問と受け答え、食事や買い物や旅行の場面で、相手がゆっくり明瞭に話してくれる場合、コミュニケーションが図れるレベル。
A2 毎日の生活で頻繁に使われる言葉や表現に慣れ、仕事や家族や故郷など、自分に関して、また日常的で具体的な生活に関して、ドイツ語でコミュニケーションが図れるレベル。また日常的な事柄が、簡単な文章の形で表現できる。






使
B1 明瞭なドイツ語であれば、仕事や趣味、生活など日常的な事柄についてのドイツ語の発言や文章が理解できるレベル。旅行中の出来事に対して十分な対応ができ、自分の経験や夢・希望・目標などについて語ることができる。さらに、身近なテーマあれば意見を述べたり、論拠を説明したりできる。 ZD:Zertifikat Deutsch
中級B2 抽象的で複雑なドイツ語で表現でも、その趣旨が理解できるレベル。自分の仕事や専門分野に関しての議論が理解できるだけでなく、自分の立場や意見を述べたり、意見に対する利点と不利点を論述したりできる。日常的なテーマでは、広い範囲にわたって明確に意見と情報が交換でき、ドイツ語を母国語とする人との間で、相互に困難を感じずに自然な会話が成立します。 TestDaF(TDN3)
上級





使
C1 ほとんどのテーマにおいて、高度なドイツ語表現や長い文章が理解でき、言葉のニュアンスも感じ取れるレベル。ドイツ人社会で就職したり、大学で学問を学んだりするのに必要十分な語彙と表現を使いこなし、複雑で微妙な内容を正確なドイツ語で表現することができる。 TestDaF(TDN4)
TELCC-1
DSH
PWD
C2 社会生活上、不自由なく全てに対応できるドイツ語力レベル。さまざまな分野の多様なテーマに関して、読む、書く、話す、聞くことが困難なくでき、ニュアンスに富んだ自然なドイツ語を正確に使うことができる。 TestDaF(TDN5)
GDS:Grosses Deutsches
Sprachdiplom