専門・職人プログラム

ドイツは職人の社会的地位の高い国

古くから職人気質が息づく国、ドイツ。長い歴史の上に、今日まで生き残っている制度がマイスター制度です。大量生産・低価格での競争力が押し寄せる資本主義社会の中でも、手工業を中心に職人の技が受け継がれています。

ゲゼレ(Geselle)と マイスター(Meister)

「マイスター(Meister)」は日本でも聞き馴染みのある言葉だと思います。主に「親方」や「師匠」を意味する地位です。マイスターになるまでは5〜7年の年月が掛かる長い道のりです。

マイスターに到達する前の見習い段階を「ゲゼレ(Geselle)」と言います。

マイスターへの道は、まずはゲゼレになるための「職業訓練」(アウスビルディング/Ausbildung)からスタートします。

ゲゼレとは?

ゲゼレ資格を取得するための職業訓練に要する期間は、およそ3〜4年が一般的です(職種によって異なる)。

この職業訓練では、実際の仕事を現場で習い、責任が少ないポジションですが、徹底的に基礎的なスキルを学びます。 お給料は低い(月450〜700ユーロ前後、職種や訓練年数によって異なる)ですが、無給ではありませんし、保険なども雇用先(研修先)を通じて加入ができます。

並行して通う専門学校(職業訓練校)の授業料は無料です。

職業訓練中の研修生を Auszubildender(通称:AZUBI)と呼び、定期券などの学割も対象になります。無事研修期間を修了し、試験に合格するとようやくゲゼレ(見習い)に昇格します。

マイスターとは?

ゲゼレ(見習い)が、次のキャリアアップとして目指すのがマイスター。

マイスターは、職業訓練の中での最終段階とも言えます。ゲゼレを修了した後、さらに2〜4年の訓練を積みます。 プログラム費用は有料で高い(自費)です。並行して、給料もゲゼルよりも上がります。 マイスター試験に合格すると、最終的には開業する免許が取得できます。

マイスターは社会的にも高く認識されていて、 マイスターは学士号と同等の資格ではないものの、マイスター所有者は、大学入学も可能とされています。

職人プログラムはどんなものがあるの?

職種はとても細かく分かれていて、職業訓練に掛かる日数やお給料もそれぞれ異なります。経験がなくても参加ができるプログラムと、参加前に実務経験が求められるケースがあります。

  • 製パン
  • 製菓
  • 食肉加工
  • 整形靴
  • 車の修理
  • 料理人
  • 販売人 (パン屋などで)
  • 花屋
  • 美容師
  • チーズ
  • 木工細工
  • 林業
  • ワイン醸造
  • 庭師

研修はいつスタートするの?必要なドイツ語力は?

研修のスタートは主に夏〜秋(8〜9月)です。

専門的な実務をするため、ドイツ語初級では参加が難しく、B1〜B2レベルが望ましいとされています。

給与の目安は?

職種により異なりますが、職業訓練終了後の試験に合格したゲゼレでは、一般的な概算で 1,700〜2,100ユーロ(約22〜27万円)が目安。また、マイスター(従業員の場合)で約2,500ユーロ(32万円)、マイスター(経営者の場合)では3,000ユーロ(39万円)以上の給与(月額)とされています。

 

 

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