30代の大人留学・ドイツ体験談

32歳でチャレンジ!半年間の語学留学、帰国後の再就職を叶えました

お名前M.Mさん
留学先ドイツ/デュッセルドルフ
学校IIK Düsseldorf校
期間6ヶ月

そもそもドイツに留学しようと思ったきっかけは?

海外での生活に関心がありました。そして30歳を過ぎてワーキングホリデービザは使えませんでしたし、現地で就職活動をする為の期間を考えたときに、滞在する手段として語学留学を選びました。留学前の職業は会社員(貿易事務)で、TOEICのスコアは720でした。ドイツ語はゼロからのスタートでした。

実際に語学学校でドイツ語を習ってみていかがでしたか?

コースレベルは10段階に分かれており、1ヶ月かけて1コースが行われ、月末のテストに合格すれば次のレベルへ、不合格であれば再度同じコースを1ヶ月繰り返します。

講師は、常時10名ほど学校に所属しており2名の講師が1コースを担当します。(週2日担当の講師と週3日担当の講師)。基本的に毎月講師はランダムに変更します。

授業の進め方は講師により様々ですが、多くの場合は講師にいよる文法の説明→プリントの問題・教科書の問題を解く→順番に(または指名で)生徒が回答します。会話練習として、生徒同士でグループワークも行います。宿題も毎日出ます。授業に出るだけではなく、家に帰ってから自分なりの復習が必要でした。

教室は綺麗、WIFIが使える点はよかったです。文法、聞き取り、書き取り、会話の4項目を同時進行で習得できる点も学校に通ったメリットです。

ただ、よい先生が大半ではあるものの、たまに(質の)良くない先生がいて、日本の先生と比べてもいけないと思いますが、全体的に教え方が大雑把な気がしました。

デュッセルドルフ市内の公園の様子。緑が多く街が綺麗。

文化の違い、初めての体験で印象に残っていることは?

語学学校では、日本の授業とは違い、積極的に質問・発言をしないと点数が稼げない項目があり、この項目が低いとテストの成績が良くてもコースに合格できない点はアジア人生徒にはネックに感じました。テストで電子辞書が使えず、現地の日本書店屋で割高な本の辞書を買う必要があったのは想定外でしたので紙の辞書も必要だと思いました。

授業中でも生徒がトイレ休憩で頻繁に教室を出る光景が新鮮でした。(ヨーロッパの個人主義的なところ)

通った学校では、生徒の多くは国際交流目的で 留学に来ていない印象でしたが、たまにフレンドリーな生徒の提案で旧市街に一緒に遊びに行ったり、映画に行ったり、ホームステイ先に遊びに行って手料理を作ってくれたりしたことが印象に残っています。

ハーフェン地区の様子

渡航前、宿泊先での共同生活に不安をお持ちでした

同居をしていたドイツ人女性は、親切で旅行に行く時はガイドブックを貸してくれたり、焼いたケーキやお料理をおすそわけしてくれました。ただ、忙しい方だったのであまり頻繁に会話はしなかったのですが、お互い干 渉しすぎず、程よい距離感で同居できていたと思います。

部屋にはアイロン、テレビ。キッチンにはパッド式コーヒーメーカー、電子レンジ、オーブンがあり、洗濯機 (2ユーロ/回)も使わせてもらえ、バルコニーにも洗濯ものが干せた点もよかったです。

習慣の違いとしては、バスタブにお湯はためず、シャワーのみだったこと。洗濯機は18時以降まわし てはいけないと言われたこと。そして、サランラップをして電子レンジに入れてはいけないと言われたことです!(これはラップが溶けるそう。でも比較的大丈夫でした!たまに溶けたのですが、ドイツのラップは環境のた めにあえて溶ける仕様になっているそうです)

ドイツで留学中の生活費はどのくらいでしたか?

食費と交通費でおおよそ月400ユーロほどでした。新生銀行のインターナショナルカード(*)を発行して持参したのが便利でした。私はカードよりも現金派なので、少し多めでしたが、2000ユーロほど現金を持って渡航したことも安心材料でした。

(*補足情報/2018年12月8日をもって当カードでの海外ATM引き出しサービスは終了となります)

これから留学する方へのアドバイスをお願いします!

ドイツ語はゼロスタートでしたが、留学前に数字や基本表現のドイツ語を目を通しておいたこと、現地での携帯の契約の流れをさらっておいたことは役立ちました。日本のお土産をいくつか持って行くこともお勧めです。現地では、スーパーで当地ならではの食材(野菜・果物・冷凍食品など)を試すと楽しいですよ!

30代はじめのチャレンジを経て、今後どのように活かしていきたいですか?

せっかく身についたドイツ語を帰国後も忘れないよう、引き続き勉強を続けていきたいと思います。また日本を客観的に観れる感覚をいつまでも持ち、今まで当たり前だった光景が日本ならではであったことを再認識する機会を増やしていきたいです。

そして、ドイツで良いと思った習慣 (節約の精神、マナーの良さ、自然体でいること)は、日本に帰国してからも周りに流されずに実践していける強さを持ち続けたいと思っています。

最後にアフィニティにひとこと

担当の方には留学のサポートだけでなく目標である現地での就活に関するアドバイスまでご自身の経験を元にお話して頂き、大変感謝しています。一つ一つの手続きに関する補足説明が、非常にきめ細かく迅速、丁寧で、安心して渡航前の準備を進めることができました。どうもありがとうございました!

 

Mさんは、留学経験を生かして、ご帰国後は欧州拠点の
企業に転職されて現在ご活躍されています。

帰国後も「周りに流されずに」という言葉が印象的でした。
ますます素敵な大人の女性になられ、磨きが掛かったように感じました。

\貴重なドイツ体験談をありがとうございました!/