非英語圏でありながら英語が通じやすく、留学生も滞在しやすい国ドイツ。
せっかくドイツ語学留学(ワーキングホリデー)をするのであれば、「インターンシップも経験してみたい!」と思う方も多いのではないかと思います。
今回は、ドイツでのインターンシップ経験についてご紹介していきたいと思います。
①がっつり働きたい!ワーキングホリデー中にインターンシップ
海外で働くためには就労ビザが必要となりますが、ドイツでは語学留学での就労は認められていません。
よって、本格的に働く経験が欲しい方はワーキングホリデーを行うのがお勧めです。
(ワーキングホリデービザは条件さえ満たしていれば、どなたでも通年申請でき、現地での就労が認められます。)
そもそもワーホリ協定とは「2国間の国家協定に基づいて、両国の若者が、相手国で生活し休暇(ホリデー)を楽しみながら、より深い文化理解を実現する目的のため」に締結された制度。
滞在資金を補うために、一定の就労が認められており、1ヶ国につき一生涯に1回のみ申請が認められています。
年齢制限(申請時に、18歳以上で31歳に達していないこと)があるなど特別な査証であるものの、滞在中については比較的自由度が高く、渡航者の目的意識によって充実度や使い方はさまざま。
受給したビザの延長はできませんが、予定よりも早期帰国してビザを無効化したり、違うビザへの切替もできるので、この点もフレキシブルです。
ワーキングホリデーの場合、ドイツ語初心者でも日本食レストランで働くことができたり、求人内容とマッチすれば日系企業での就労経験を得ることができます。
日本人環境でない職場での就労経験やインターンシップ経験をご希望の場合、一定以上のドイツ語力(B1以上*業種による。)が求められますので、事前の語学学習はしっかり行っておく必要があります。
カウンセラーからのアドバイス
現地語学学校では、インターンシップ紹介サービスを行っているところもあります。
語学力や各自のスキルに応じて仕事を紹介してもらうことができます。
②学留学に+α「学内インターンシップ」
上記項目で触れましたが、海外で働くためには就労ビザが必要で、語学留学では働くことができません。
しかし、
- お金のためのバイトではなくドイツでの経験を大切にしたい
- ワーホリではなく語学留学でインターンシップ経験を積みたい
と、いう方もいらっしゃるかと思います。
その場合には、語学学校でのアシスタント経験「学内インターンシップ」がお勧めです。
あくまでも無給のインターンシップですので、お給料は発生しません。
しかし、終了後には学校から修了証も発行されるため、留学終了後の就活時にもインターンシップ経験としてアピールできます。
語学学校でのイベントスタッフや独日交流会のスタッフとしてのお仕事、SNSでの告知業務等に従事することで多くの人と関わることができ、日本人だけでなく多くの国からの留学生の為に働くという経験を行うことができます。
カウンセラーからのアドバイス
留学中は少し大胆になってみることをお勧めします。
日本で経験したことが無かった、ボランティアを自分の力で探してみる、というのも面白い経験になります。
見知らぬ土地でのボランティアが心配な場合は、ホストファミリーや学校の先生等、身近な方に情報を求めてみるのもいいですね!
③実際の企業インターンで求められる言語力
英語圏の国では短期留学生向けのインターンシッププログラムや、有料の企業体験プログラム等が豊富に準備されており、プログラム費用を支払うことで現地企業経験を味わうことができるものもあります。
ドイツの場合、インターンシップはあくまでも1人の労働力として数えられるので、ドイツ語ができない人にドイツ語を教えながら就労体験をさせてあげますという企業はほとんどありません。(この点では英語圏も同じですが、英語圏の場合は需要が多いことから語学学校と企業の提携プログラム等があったりします。)
よって、ドイツで実際の企業でインターンシップ経験を積みたい場合は、
- 即戦力として働けるというスキル(意思)
- 現場で求められる言語力
が、必ず必要となります。
(オフィスワークを希望の場合は、ドイツ語力B2-C1の大学進学レベルが求められることが一般的です。)
カウンセラーからのアドバイス
日本でも同じように、外国人留学生の方がインターンシップ経験を求めています。
彼らの多くは母国語+英語を話すことができる人が多いですが、やはり日本語レベルに応じてできる仕事の選択肢が大きく異なります。
英語が第1言語でない国の場合、やはり言語力はとても重視されるといえるでしょう。
④今のうちに学びたい!お勧めオンラインレッスン
コロナの影響が懸念される今、なかなか渡独に踏み切れない方もいらっしゃるかと思います。
しかし、日本からでもオンライン留学は可能です。
「ドイツ語もできないし、ドイツでのインターンシップは諦めよう・・・」と思ってしまう前に、ぜひ1週間からでもオンライン個人レッスンやオンライングループレッスンに参加してみてはいかがでしょうか?