ドイツの生活常識

「郷に入れば郷に従え」これは留学の鉄則です。

日本での常識は、必ずしも海外でも「当たり前」ではありません。文化や習慣の違いを知り、順応していくことでドイツでの新生活をより快適に過ごすことができます。ここでは、特に注意していきたいドイツの常識をご紹介します。

ショッピング

ドイツで生活を始めてすぐに、これは不便と感じることが「コンビニがない」ことと「日曜日にスーパーが営業していないこと」。これはドイツ留学経験者のみなさんの多くが頷くところ。

平日忙しくしていて土曜日に買い物を忘れてしまうと、あわや週末の食料や生活料品のストックがなくなって、一人ひもじい思いをすることになるかも・・・。平日のスーパーマーケットは20時前後には閉店。日曜日や祝日は、一部の施設(駅や空港)以外はドイツ特有の閉店法に基づいて終日閉店します。

なお、スーパーのビニ ール袋は有料です。お買い物には、エコバッグをお忘れなく!

ワンポイントアドバイス

近年は、都市部のスーパーを中心に22時まで営業のスーパーも増えてきましたし、年に数回、日曜日もショッピングができる特別な日を制定する州が増えています。この日曜ショッピングデーは、州によって頻度や日にちが異なるため、現地でのニュースや情報にもアンテナを張っておきましょう!

外食

立ち食いのセルフサービスの売店(ドイツ語でImbiss)以外、レストランやカフェなど給仕される食事では、ドイツではチップを忘れてはいけません。チップの目安は、総額の10%とされていますが、それほど厳密なものではなく、たとえば端数(セントやユーロ)を切り上げることが多いです。

また、日本にように、おしぼりやお水やお茶が無料で出てくるサービスはありません。お水やお茶は注文しましょう。(有料です)

チップについて

レストラン以外でもチップに留意したいシーンがあります。まずは出先でのトイレ。ドイツでは外出時のトイレ利用は無料ではありません!レストラン、カフェ、ファーストフード店、デパートでも、トイレの入り口にチップ皿が置かれているか、トイレ掃除の係りが座っています。使用後に50セント前後を目安に置いてくるのがマナーです。

また、タクシーの会計時、ホテルのポーター利用やチェックアウト時、ピザ等の宅配を注文した時にもチップ(ドイツ語でTrinkgeld)を渡すことが常識ですので、どうぞお忘れなく!

ドイツの水道水は飲むことはできますが、日本よりも硬度が高く、飲料用にはあまり適していません。ですので飲用水としてミネラル・ウォーターを購入するか、浄水器でろ過したり、一度煮沸した水を冷やして飲むのが一般的。硬水のため、蛇口などの水回りはすぐ白くなるので、こまめなカルキ除去が必須で、お酢や洗剤(Entkalker)で溶かします。シャワー等で使う水は、皮膚から体内への侵入は少ないため普通に使用できます。

ワンポイントアドバイス

飲用水を購入する際は、ガス入り(mit Gas/Kohlensäure)か、ガスなし(Mineralwasser、ohne Gas/Kohlensäure)の表示にお間違いなく!レストランでのお水の注文も然りです。

 

お風呂

ドイツでは日本のようにバスタブ付きのバスルームは少なく、シャワーだけのことが多いです。シャワーカーテンを使って水の漏れがなようにしっかりと確認をしたり、排水溝も詰まりやすいため、使用後の髪の毛やゴミの詰まりには注意しましょう。入浴後の肌 の乾燥が気になる肌質の人は、保湿をお忘れなく。

また、ホームステイに滞在したり、集合住宅に住む時は、夜の安息時間帯である騒音規定(ドイツ語でNachtruhe)に気をつけましょう。例えば、夜22時以降翌朝(6〜8時頃)まで はお風呂やシャワーの利用は極力避けたほうがよいなどルールがありますから、必ず事前に確認をしましょう。

洗濯

ドイツの洗濯機は地下に設置されていることが多いです。これは長い時間稼働していることと、音の問題があるのかもしれません。(たまにバスルームやキッチンなどの水まわりに設置されていることもあります)

日本のように外(屋外)やベランダ、バルコニー、または外から見える場所に干すのもマナー違反です。地下室(または半地下)など専用のスペースか、乾燥機がある場合は乾燥機を利用しましょう。

カウンセラーからのアドバイス

ドイツの洗濯機は、水ではなくぬるま湯〜お湯の温度設定で洗うことも一般的。洗濯時間も最短で1時間程度と長いです。毎日洗濯をすると衣類が痛むこともあり、ドイツの家庭の洗濯頻度は週2回程度です。また、洗濯機を使う時は、使用の手順や操作方法をしっかり確認しましょう!(ドイツ語の単語勉強になること請け合いです)

 

掃除

ドイツ人ならびにドイツの主婦(Hausfrau)は、家の中をとても綺麗に保っています。特に、キッチンや水回りはピカピカに保つのがドイツ流家事の王道です。ホームステイで滞在する場合は、キッチン利用の回数や掃除方法をしっかり確認しておきましょう。

また、日本よりもドイツの住居は機密性が高いため、換気を怠るとすぐに壁にカビが発生します。特にバス・トイレは注意です。利用後には寒気を必ずしましょう。キッチンでも、湯気が出る場合は、必ず換気扇を回すようにしましょう。

ゴミの分別

ドイツのゴミはいつでも捨てにいくことができます。アパートや家庭の地下室や庭先など特定の場所に、専用のコンテナが設置されているからです。コンテナの色ごとに、ゴミ種類が分別されていますのでルールを覚えましょう。例えば、黄色はプラスチック容器や包装材、黒はその他のゴミ等です。(※ ゴミ箱の色は、地域によってルールに違いがあります)

古紙(Papier)や瓶(Glass)、不要な衣類(Keider)は、住宅地に点在するリサイクル用のコンテナを利用します。瓶は、白(透明)、茶色、緑など色分けもお忘れなく。使用済みの電池は スーパーマーケットの回収ボックスを利用します。

なお、ドイツでよく見るリサイクルマークがついたペットボトルや瓶は、Pfandと呼ばれるデポジット付。空になってもそのまま捨てずに、スーパーに持っていきましょう。専用の回収ボックスかレジ(Kasse)で換金ができます。

暖房

ドイツではセントラルヒーティング(ドイツ語でHeizung)が一般的です。窓辺の下に取り付けられていることが多く、冬場に活躍します。稼働するまで数時間がかかるので、メモリには注意しましょう。最大のメモリにしても部屋が暖かくなるまでに時間が掛かります。その間に外出したり、そのまま就寝してしまうと、数時間後には部屋が熱帯エリアのごとく温度が上がってしまうことがあります。また、冬場は外出時でも完全に切らずにメモリを2〜3程度に設定しておくとよいでしょう。

電気

日本の電圧は100Vですが、ドイツは220Vです。日本の家電製品で定格電圧が100V-240V など220Vにも対応できるものは使用できますし、PCや携帯電話、デジカメ等の電化製品は変圧器なく充電はできます。

持参する電化製品がヨーロッパ電圧(230V)に対応していない場合は、変圧器が必要です。変圧器は重くかさばるので、変圧器が必要な電化製品は避け、持参する電化製品も必要最小限にとどめることが賢明です。ドライヤーなどは現地にて安価で購入できますので、長期の場合は家電製品は現地で調達すると良いでしょう。

またコンセント口が日本とは異なりますので、ドイツで日本の電化製品を充電(使用)する時は、ドイツへ渡航する前にドイツ対応コンセントプラグを購入しましょう。(ドイツでは購入できません!)

ドイツのコンセントプラグは、2本ピンの「Cタイプ」か3本ピンの「SEタイプ」のいずれかです。

治安について

まず、日本ほど治安の良い国は、世界中を類をみないことを肝に銘じましょう。ドイツはヨーロッパの中でも比較的治安のよい国とされていますが、それでも国内の犯罪発生数は日本の約 5 倍と言われています。空港や駅、観光名所でのスリや、レストランなどでも置き引き、路上駐輪の盗難、車上荒らし、空き巣などの窃盗は、しっかりと警戒心を持つことで防ぐことができます。また、住む地域の治安情報など、お部屋探しの際はしっかりと見極めましょう。

また、留学中は「たびレジ」(3ヶ月以内の滞在)や「在留届」(3ヶ月以上)の届出もお忘れなく。

カウンセラーからのアドバイス

ドイツの警察はPolizei(ポリツァイ)と言います。日本と同様に「110」で通報ができます。携帯電話、固定電話、公衆電話のどこから掛けても、いつでも通話無料です。

事故や犯罪にあったら管轄の警察で被害届を提出し、必ず「盗難・紛失証明」をもらいましょう。その際に受け取る「リファレンス・ナンバー」が証明書代わりになります。 パスポートやカードの再発行、保険による補償を受ける場合などに必要になります。

お財布の盗難時には、すぐにクレジットカード、キャッシュカード等は銀行およびカード会社に連絡をし、使用ができないようにしてください。あらかじめ、こうした事態に備えて、盗難・紛失時にはすぐに連絡ができるよう連絡先をメモし保管しておきましょう。

 

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