皆さん、こんにちは。
ドイツ専門カウンセラーのファビアンです。
ドイツへの入国要件に変更がありましたので、皆さんと共有します。
2022年3月3日より、日本はハイリスク地域の指定を解除されました。
ただし、ドイツ入国時の証明書提示義務は引き続きあります。
日本からドイツへの渡航は、ビザの有無を問わず、重要な渡航理由があるか、ワクチン接種を完了している場合にのみ可能となります。
※渡航情報は日々更新されます。渡航される場合は必ずご自身で最新の情報をご確認の上、ご不明点がございましたら大使館または入国管理局等の公的機関にお問い合わせください。
ワクチン未完了者のドイツ渡航について
今回の発表により、新型コロナワクチンの接種が完了していない方の入国は原則できません。
しかし例外によっては、入国が可能となるケースがございますので、是非ご自身で確認してみてくださいね。
今回は、例外となる2つの例を紹介いたします。
ワクチン未接種でも渡航できる2つの例
- ドイツ内大学進学を目的とした語学学校のコースを受講される場合(証明書をお持ちの方)
- 大学進学をされる場合(入学許可証をお持ちの方)
※ワクチン未接種での、ワーキングホリデービザは無効。入国不可。
ワクチン未接種の方のドイツ渡航
例外対象方の渡航には以下が必要となります。
- 10日間の自己隔離
- 入国後、ハイリスク地域からの渡航者は原則10日間の自己隔離が必要です。(変異株蔓延地域からの渡航者は、14日間の自己隔離が必要。)ただし入国後、翌日から起算して5日目以降に受検した新型コロナウイルスのPCR検査が陰性だった場合、隔離5日目以降(陰性が確定して以降)に隔離を終了することができます。隔離期間中は自宅や宿泊施設から出てはならず、訪問者を迎えることもできませんのでご注意ください。検疫規則に違反した場合には、州によって規定は異なりますがペナルティが科せられます。(例)犯罪とみなされる、10万円以上のペナルティの支払い等
- 陰性証明
- ドイツへの入国には、ドイツ入国時点前の72時間以内のPCR検査または48時間以内に実施された抗原検査の陰性証明書が必要です。陰性証明書は、英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、フランス語のいずれかの言語で記載されている必要があります。記載内容は、検体採取日、実施された検査の種類、対象人物の氏名が明記されていなくてはなりません。証明書は紙媒体などの物理的原本、またはデジタル形式。
- デジタル入国登録
- 先ほどもお伝えした通り、こちらがないと飛行機への搭乗ができません。余裕をもってで登録を進めましょう。
ワクチン接種証明をお持ちの方のドイツ渡航について
ドイツ連邦が定めた規定を満たすワクチン接種証明書を有している方の渡航は、引き続き目的に限らず渡航が可能です。
ドイツ入国にあたっては、ワクチン接種証明書がコロナ入国規則(CoronaEinreiseV)第2条10項の要件を満たしている必要があります。すなわち、コロナウイルスSARS-CoV-2を対象としたワクチン接種が完全な形で実施されたことを示す証明書である必要があり、ワクチンはパウル・エーリッヒ研究所のウェブサイトに掲載されているうちの1つないしは複数のワクチンを使用して実施され、かつ以下3つ条件を満たしている必要があります。
- 接種スケジュールの完了に必要な所定回数のワクチンの接種後、最後の接種から14日以上経過していること。
- 14日以上とは、最後のワクチン情報がの翌日から14日間となります。つまり、最後のワクチン接種日の翌日から15日目にて接種証明書が有効となります。
- ドイツ語、英語で発行された接種証明書であること。
- 日本語のみで記載されたワクチン接種証明書は無効です。ドイツ語の簡易翻訳や認証翻訳が添えてあるものでも認められませんのでご注意ください。ドイツ語、英語での言語で記載されている接種証明書を準備する必要がございます。また、フランス語、イタリア語、スペイン語の言語でも問題ございません。
- 必要情報が明記されていること。
- ワクチン接種証明書には以下の情報が明記されている必要があります。
・ ワクチン接種を受けた人の人定事項、すなわち氏名、生年月日、または携行して入国検査の際に提示する有効な旅券の番号、あるいは写真付きの公的な身分証明書の番号が含まれていること
・ ワクチン接種日、接種回数
・ ワクチンの名称
・ ワクチン接種の対象となる疾患の名称
・ ワクチンの接種実施、または接種証明書の発行に責任を持つ個人ないし機関を示す特有の情報、例えば正式な標章や発行者個人の氏名
以上、いかがでしたでしょうか。渡航を検討されている皆様へお役立てになれば幸いです。
弊社アフィニティでは皆様の安全な渡航を願っております。
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