条件さえ満たしていれば、どなたでも通年申請できるドイツ語圏のワーキングホリデービザ。
非英語圏での海外生活をヨーロッパで実現されたい方、ドイツ語圏に興味がある方、興味はあるがなかなか一歩が踏み出せない方、既に渡航を決意している方に、ぜひご一読いただきたいです。
目次
- 行きたい&行ける!タイミングを逃さない
- ドイツ語圏のワーホリ申請条件
- 使わないと損?ワーホリを利用するメリットとは
- 意外に多い!?セカンドワーホリ先の国、ドイツ
- どれくらい費用は準備すればいいの?
- ワーホリ生活のイメージを掴む
- ワーホリ準備をスタートする時期
行きたい&行ける!タイミングを逃さない
ワーキングホリデーを考えるときに、最もポイントになるのは、どのタイミングで使うか。
年齢制限のあるビザなので、「年齢」は重要なキーワードです。
学生のうちに利用される方、逆に社会人になって数年は資金を貯めてから利用する方、転職のタイミングで気分転換(リセット)に利用する方、30歳直前でラストミニッツ(ギリホリ)で滑り込む方・・・などなどワーホリには、様々な「タイミング」があります。
これまで、この歳になったらこうすべき、こうなるべきというようなレールの上を歩んでくると、年齢にも滞在プランにも自由度のあるワーホリは、逆に迷ってしまう方もいるかもしれません。
大切なことは、「行きたい!」気持ちが湧き上がるタイミングと、「今なら行ける!」というタイミングが噛み合うことです。
行きたいと思っていても、学業や仕事、資金的に渡航が難しかったり、行けるのに海外に興味がなくなってしまう、旅行でいいや、となってしまうと、ワーホリのチャンスを逸してしまいます。
長い人生の中でもワーホリという「特権」を駆使して、海外生活を謳歌できるチャンスは、実はほんのすこしの期間とタイミングだけが、叶えてくれるもの。
あなたにとって、そのタイミングはいつなのか、その機会があるのか、考えてみてはいかがでしょうか。
ドイツ語圏のワーホリ申請条件
ドイツ語圏ではドイツ(2000年〜)、またはオーストリア(2016年〜)がワーホリ申請できる国。年間の申請者数に上限はなく、抽選のような応募者を振るいにかけるようなシステムもありません。
次の条件を満たしていれば、どなたでも申請ができるビザです。
- 日本人国籍(またはワーホリ協定を結んでいる国)を有している
- 申請時に、18歳以上で31歳に達していないこと
- 本人申請のみ受けつける。子供・配偶者など親族は同伴しない(家族ビザは支給されない)
- 生涯で初めての同国のワーホリ申請であること(延長や再申請はできません)
ワンポイントアドバイス
ビザ条件は予告なく変更されることがあります。最新の申請条件は、ご自身でも必ず確認されるようにしてください。
使わないと損?ワーホリを利用するメリットとは
そもそもワーホリ協定とは「2国間の国家協定に基づいて、両国の若者が、相手国で生活し休暇(ホリデー)を楽しみながら、より深い文化理解を実現する目的のため」に締結された制度。
滞在資金を補うために、一定の就労が認められていて、一生涯に1回申請のみ、年齢制限があるなど特別な査証であるものの、滞在中については比較的自由度が高く、渡航者の目的意識によって充実度や使い方はさまざま。
受給したビザの延長はできませんが、予定よりも早期帰国してビザを無効化したり、違うビザへの切替もできるので、この点もフレキシブルです。
利用するメリットを挙げてみました。
- ビザ申請が(他の長期ビザに比べて)簡単
- ドイツ語圏のワーホリは日本でも申請・受給ができる
- 申請料は無料
- 広い見聞や経験値を高めることができ、人生の糧になる
- 海外に「暮らす」ことで身につく語学力のアップ
- 臨機応変に対応する「サバイバル力」がつく(グローバル人材に必要な能力とされるスキル)
- 企業インターンシップも可能
- 海外転職のきっかけ、経験値収集に適している
- 様々な文化交流やボランティア活動もOK
- 海外でのネットワーク作り、日本ではまず出会うことはないであろう知合いができる喜び
・・・などなど
一方では、メリットだけではなく「行くか迷っている理由」を挙げられる方もおられます。
例えば、社会人になってから利用される場合で、会社を退職・離職しなくてはいけない、その後の再就職が心配だ、または学生時代からの奨学金の返済が長引く、などです。
デメリットと感じる点もクリアにした上で、「ワーホリに行かないメリット」<「ワーホリに行くメリット」であれば、これは迷わず行く選択をすべきではないでしょうか。
海外生活に興味のある方はもちろん、いまの現状に閉塞感を感じていて「何か」を変えたい方、自分の可能性をさらに広げたい方、リフレッシュしたい、自分にご褒美ワーホリをお考えの方・・・などには、ぜひ一度利用を検討いただきたいです。
意外に多い!? セカンドワーホリ先としてのドイツ
英語が通じる国へのワーホリを実現した後に、もう一回他の国にチャレンジしたい、でも次も英語圏だと物足りないかな・・・と感じる方も多いようです。
そこで最近、セカンドワーホリの渡航国としてドイツ語圏がじわじわと人気なんです。
理由として、まずは費用面
物価も安く、住みやすい環境も嬉しいポイント。セカンドワーホリで、実際のところ費用面はそれほど潤沢になくても、ドイツ語圏ならチャレンジできるかも?と思える要素があります。
ワーホリはアルバイトもできるビザなので、資金を補填する方法が大切。大都市部を中心に、英語でアルバイトができる働き口もあるので、最初のワーホリでしっかり英語力を身につけている方には、ドイツ語圏であっても「英語が使える」アドバンテージが見込めます。
2つ目の理由は、確実性
日本で取得ができるビザで、かつ抽選もないため、2回目のワーホリで、年齢的にリミットが近くても安心。年中申請ができますので、計画的にセカンドワーホリを実現することができます。
そして、3つ目の理由
3つ目のポイントは、英語プラスもう1つの外国語の習得。今や英語ができるのは当たり前。それに加えて第二外国語ができると、それは付加価値となりますよね!
さらに挙げるとしたら、こんな理由も・・・
初回のワーホリ滞在中や、旅先や留学先で出会うドイツ人と仲良くなり、ドイツ語圏での住みやすさを知ったとか?!
また、ドイツは大学の学費が無料の国。進学にも適していることも要因にあるかもしれません。
単なるワーホリ滞在で終わらない、海外での長期滞在を見据えてのプランとして、その足掛かりになるのがドイツ語圏でのワーホリ滞在なのです。
費用はどれくらい準備すればいいの?
ドイツ語圏のワーホリ滞在で、必要な生活費(最長1年間)+渡航費はどのくらいでしょうか。
人によってライフスタイルが異なるので、厳密なお見積はご相談ベースでご案内しておりますが、1つの目安としてまとめてみました。
❶ 生活費 1ヶ月あたり 800〜1500ユーロ(約12〜21万円)
◆食費:350〜500ユーロ/月
◆移動費・交際費・雑費:100〜250ユーロ/月
◆家賃:350〜600ユーロ/月
❷ 渡航費 約15〜35万円
◆航空券代(片道または往復チケット):12〜30万円
カウンセラーからのアドバイス
航空券は片道チケットor往復FIXOPENチケット、または直行便or経由便、そして渡航する時期によって料金に差が出やすい費用です。比較的航空券がお安い時期は2つ。秋口(10〜12月初旬)と年明け(1月中旬〜2月)です。費用を抑えて渡航をされたい方には、秋〜冬の出発がオススメ。
◆保険代:60ユーロ/月(約8,400円前後)→年額(12ヶ月)10万円弱
カウンセラーからのアドバイス
ドイツ語圏でのビザを、無事に受給をするために注意したいのが保険!歯科治療、女性の方は妊娠・出産も網羅した疾病保険、さらに自賠責保険にも対応しているプランにご加入ください。日系の保険ではすべてを網羅することが難しいことがあります。間違った保険プランですと、ビザがおりませんのでご注意ください。アフィニティではドイツ語圏に最適な保険プランのご相談も承っております。
1年間の滞在資金は、約154〜180万円前後以上が目安になります。
上記は、1年間アルバイトせずに暮していける最低限の予算額です。
その他、語学学校に通うための学費、趣味やお稽古にかける月謝費、旅行に充てる資金だったりお土産や嗜好品に費やすものは別途必要です。ご自身のライフスタイルに沿って算出ください。
半年間の滞在だったり、費用が尽きたら帰国するケースも滞在プランとして問題ありません。
ビザを受給するためには、最低50万円以上あれば準備〜申請〜受給ができます。
ワーホリ生活のイメージを掴む
まず渡航スタートの段階では、語学力に自信がなかったり、知り合いが現地で誰もいない、住む場所も決まっていないなど不安要素があります。
それらを一挙に解決してくれる方法が「語学学校」。
現地での生活が慣れるまで、1〜3ヶ月間は語学学校で語学力(ドイツ語、または英語)のブラッシュアップをし、その間に現地でのネットワーク(学校のクラスメート)を広げていく方法が王道です。
ドイツ語の習得であれば、ゼロからスタートされる場合は、少なくとも2ヶ月間(1レベル上達)、理想としては3〜4ヶ月ほど通って初級ドイツ語をマスターすると、その後の生活(お部屋探し、アルバイト探し)にも役立つレベルになるでしょう。
英語圏と違って、渡航後すぐに働き始めるというよりも、すこし様子を見ながらゆっくり現地生活に馴染む試運転期間が必要かもしれません。
語学学校は半日コースが多いので、午前中は語学学校、午後や授業のない週末はアルバイト探しやお部屋探しに充てて、現地生活の基盤を作っていくとよいでしょう。
ある程度、日常生活に不自由がない言語習得ができ、お部屋探しやアルバイト先も順調に見つかるようであれば、語学学校を終了して、アルバイトや企業インターンを基軸にした生活をスタートされると、活動範囲もぐっと広がります。
ワーキングホリデーは、自由度の滞在ビザなので、ファームステイをしたり、お稽古に打ち込んだり、旅行に出かけたり、ランゲージエクスチェンジ(タンデム)パートナーを作ってドイツ語をブラッシュアップすることも可能です。企業インターンや、正規雇用前の試用期間でも使えるビザです。
長いようであっと言う間の1年間。
あなたのプランとモチベーション次第で、充実度がぐっと変わります。
1年間の滞在を経て、もっと長くドイツで生活したい!そのような気持ちになった場合は、将来ドイツで進学するための準備ビザにそのまま現地で切替えて、進学〜現地就職と長期滞在の道を歩む方もいらっしゃいます。
アフィニティでは、帰国後の再就職を見据えたキャリアセミナーを随時開催しています。渡航後に備えて、出発前から目的意識を持ってワーホリに臨むことで、その後のキャリアに生きる滞在になるかどうかが決まります。弊社キャリアセミナーにご興味がある方は、お気軽にご相談ください。ワンポイントアドバイス
ワーホリ渡航に向けた準備スタート
「行きたい!」&「行ける!」が合致する渡航のタイミングを見定めつつ、費用や語学力(英語またはドイツ語)のブラッシュアップは、渡航前の1〜2年から徐々に進めましょう。
体験者の声
20代半ばでドイツワーホリにチャレンジしましたが、一人暮らしだと出費もあり、なかなか資金を貯めるたのに苦労しました。渡航の1年半前に実家に戻り、貯金をはじめました。
実家を離れて一人暮らしをされている方や、学生時代の奨学金の返済のある方などは、コツコツと渡航資金を積み立てていくと安心です。
お一人暮らしの場合は、出発前の引越し(賃貸契約の更新時期)も見据えて、渡航時期を検討しましょう。お仕事をしている方は、同僚や上司への退社相談の時期、学生の方は休学届けを出すタイミングが準備もあります。
出発の半年前には、具体的な準備(航空券の購入や拠点設定)がスタートできるように計画していきましょう。そのためには1年前からの情報収集でも遅くありません!
ワーホリ渡航のサポート相談や無料セミナーのご参加などは、1年〜1年半前からでも頂戴しています。
特に社会人の方は、お仕事と並行して準備をすすめることになります。現職を辞めるタイミングも含めて、1年位前にはワーホリ渡航を見据えながら、エージェントと一緒に準備を進められると、気持ち的にも余裕が持てます。
ドイツ語圏のワーキングホリデービザは、入国(有効日)の90日前から日本で申請が可能です。遅くとも出発の3〜4週間前には申請をするようにしてください。
カウンセラーからのアドバイス
申請には事前の予約が必要です。繁忙期など予約がなかなか取れないこともあるので、出発日が決まったら、その4〜5ヶ月前からビザ予約も含めて、準備を本格始動することをお勧めします。
\ワーホリビザ情報について詳細を知りたい方はこちら/
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