出発準備<持ち物編>

【学校関係書類】

学校からの入学許可証や滞在先確認書、その他の手配書類は忘れずにお持ち下さい。

【現地連絡先】

学校や滞在先、緊急の連絡先等は、必ずご家族の方に連絡しておきましょう。

【パスポート】

パスポートをお持ちでない方は、ご自身の住民登録先の各都道府県県庁(旅券課)で発行手続きを行って下さい。申請から受理までには通常1週間〜10日程度かかります。また、既にパスポートをお持ちの方は、有効期限をお確かめ下さい。パスポートの残存有効期限が1年未満であれば更新ができます。尚、残存有効期限が1年以上ある場合でも、留学等、長期滞在の関係でパスポートを申請することができます。(入学許可証、申請理由が分かるものを持参して申請)

【航空券】

学校と留学期間の決定とともに、航空券を手配しましょう。旅行シーズンなど、渡航時期によっては非常に混み合うため、必ずしも希望する航空会社やルート、値段では購入できない場合があります。ルートは直行便と経由便がありますが、航空会社または航空券によって条件が異なり、それぞれにメリット/デメリットがあります。航空券は、名前の記載やフライト内容等に間違いがないかどうか、必ずご自身で確認して下さい。

【海外旅行保険】

海外旅行傷害保険は、万が一渡航先で入院した場合等に家族が現地に駆けつけるための費用や、過失により他人の物品を壊した時などの損害賠償費用、携行品が盗まれたり壊れたりした場合の補償など、医療以外の費用補償が充実している保険です。ただし、証明書がない場合、後日補償の対象にはなりません。事故や盗難に遭遇した場合は、必ず現地警察に届け出ましょう。アフィニティでは、万が一に備え、現地でのサポートが充実している海外旅行傷害保険(AIG保険、ジェイアイ傷害火災保険株式会社)や、ドイツのステップイン保険をご案内しています。

* ワーキングホリデービザの取得には、全滞在期間に渡って有効な旅行者用医療保険への加入が必要となります。病気やケガ治療のための健康保険(歯科治療も網羅し、女性の場合は妊娠出産時にも適用されるもの)とともに、包括的な責任保険(事故等が起きた場合の損害賠償等がカバーされるもの)、および緊急時の母国への帰還費もカバーされる保険への加入が義務付けられています。特に女性の場合は、日本の保険会社ではビザ取得に必要な項目の全てをカバーしているものがありませんので、ドイツの保険会社への加入が必要になります。

【お金】

ドイツの通貨はユーロ(ドイツ語では「オイロ」と言います)。1ユーロ=100セント(1ユーロ≒126円前後 ※2019年3月現在)です。現地到着後、当面必要な費用として持参する分は、日本の銀行で予めユーロに両替しておくと安心です。到着時の電話代や空港から滞在先までの交通費、滞在先や学校の周辺に慣れるまでの生活費、食費、その他諸費を含め、5~10万円程度を目安に考えると良いでしょう。ドイツの公衆電話や公共交通機関のチケット券売機には、コインしか使えないものや高額の紙幣が使えないものがあるので、常にコインを多めに携行していると便利です。盗難やスリの被害に遭わないためにも、多額の現金を持ち歩くことは避けましょう。また、留学費用は盗難や紛失に備え、いくつかの場所、方法で分割管理しましょう。

【クレジットカードやキャッシュカード】

ドイツでは、スーパーマーケットや一部のレストランなどで、クレジットカードやキャッシュカード(銀行口座決済カード=ECカード)を利用する人が多く、持っていると大変便利です。また、インターネットでのチケット購入やホテル予約、オンラインショッピングなどでは、カード決済のみ受け付けているケースもあります。銀行口座を現地開設しない場合は、クレジットカードないし銀行・郵便局の国際(海外)キャッシュカードを利用することになります。

普段クレジットカードを使用しないという人も、カードが身分証明証の役割を果たす場合もあるので、VISAやMaster Cardなど、大手カード会社提携のクレジットカード(顔写真付が望ましい)を用意しておくと便利です。年間費無料で作成できるカードもありますので、ご出発前に予備も含め、2枚程度作っておくことをお勧めします。また、盗難時に直ちにカード会社へ連絡して機能を停止するために、紛失・盗難時の連絡先とクレジットカード番号などを控え、カードとは別に携行しましょう。なお、クレジットカードをお持ちでない方には、アフィニティでもご案内しています。プリペイドタイプのカードで、銀行口座を開設する必要がなく、海外のATMで現地通貨が引き出せる「キャッシュパスポート」のご案内も行っています。詳細はお問い合わせ下さい。

【各種証明書】

国際学生証(ISIC/IYTCカード)

ドイツでは、多くの文化施設や公共交通機関などで学生割引料金が設定されているので、所持していると便利です。

また、高校や大学に所属していて大学発行の学生証がある場合で、英語表示があるものは現地で学生証として定期券の割引が受けれることもあります。持参されるとよいでしょう。

国際運転免許証

車の免許証をお持ちで、ドイツでの運転を考えている方は、国際運転免許証を日本で取得しておきましょう。取得方法の詳細は、各都道府県警察にお問い合わせ下さい。国際運転免許証の有効期限は1年です。ドイツでの滞在開始から6ヶ月以内は、国際運転免許証ないし日本の免許証(ドイツ語訳付)で運転できます(免許証が有効期限内であること、運転できる車種は日本での許可車種と一致)。ドイツに長期滞在し、かつ運転が必要な場合は、ドイツで住民登録を行い、滞在許可を取得後、日本の運転免許証のドイツ語訳(滞在地管轄の大使館・総領事館で行っています)を滞在地の道路交通局(Straßenverkehrsamt)に持参し、ドイツの運転免許証に書き換える必要があります。書き換えの際、日本の運転免許証は一旦ドイツ当局に預けられます。書き換えに掛かる期間は通常3〜5週間程です。その後、管轄の大使館・総領事館を通じて返却されます。書き換えられる期限は、ドイツ滞在開始から3年未満ですが、滞在中、頻繁に運転される方は、6ヶ月以内に書き替え手続きを完了させましょう。なお、ドイツの国際運転免許証は、日本では使用できません。

*日本と異なり、ドイツでは左ハンドル・右側通行です。AT車はそれほど一般的ではありません。運転する前に、必ず交通法規を確認しましょう。

ユースホステル会員証

ユースホステル発祥の国ドイツには、現在約600軒ものユースホステルがあります。各国のユースホステルで利用できる会員証は、なるべくリーズナブルに各地を旅行されたい方にお勧めです。会員証は有料で、有効期限は発行より1年間です。

英/ドイツ語の成績証明書、推薦、ドイツ語力証明書や日/英/ドイツ語文履歴書

現地でアルバイトや仕事をしたいと考えている方は、履歴書を前もって準備しておくと良いでしょう。渡航後すぐに仕事探しをすることができます。また、渡航後に進学を考えている方も、学歴証明以外にも、履歴書作成や出願動機書、推薦状が必要になることがあります。時間に余裕を持って用意をしましょう。

履歴書の書き方

 

資格証明書とそのドイツ語訳

ドイツで日本食レストランの調理師や美容師など、資格を要する職に就く場合、日本で認証された調理師免許や美容師免許(ドイツ語訳付)を忘れずに持参しましょう。

滞在費に関する証明資金

各種ビザ申請の際や入国時、ドイツで賃貸契約をするとき、大学出願の際などに、ドイツ語または英語の預金残高証明書の提出を求められたり、奨学金や企業は負担する経費証明がある場合はその旨が書かれたドイツ語文書のコピーを準備しましょう。

【常用薬】

常用している処方薬がある場合は、滞在中に必要な量を持って行きましょう。ドイツの病院では、薬は処方されません。診察後、処方箋を持って薬局へ行き、薬を出してもらいます。また、ドイツでも風邪薬や鎮痛剤などは市販されていますが、処方箋なしで買える薬は限られており、日本の薬と比べて効果が強すぎるものもあるので注意が必要です。

【電化製品】

ドイツのコンセントプラグは、2本ピンのCタイプと3本ピンのSEタイプ。日本製品を持ち込む際は、対応する交換プラグが必要です。持参する電化製品がヨーロッパ電圧(230V)に対応していない場合は、変圧器が必要です。変圧器は重くかさばるので、変圧器が必要な電化製品は避け、持参する電化製品も必要最小限にとどめることが賢明です。ドライヤーなどは現地にて安価で購入できますので、長期の場合は家電製品は現地で調達すると良いでしょう。

【コンピュータ】

ほとんどの学校で、コンピュータは利用可能となっていますが、必ずしも日本語を打てる環境が整っているとは限りません。大学や専門学校などで長期留学をする場合はレポート作成や家族や友人とのコミュニケーションのため、ラップトップの持参をお勧めします。インターネットへのアクセス環境は学校やホームステイ先によって異なりますので、確認が必要です。また、ホームステイ先がアクセス可能な環境にあっても、念のためホストファミリーに許可を得るようにしましょう。

【携帯電話】

日本でご加入の携帯電話の中には、国際ローミングにより海外で使えるものもあります。ただし、通話料が高くなりますので、長期滞在の場合は、SIMロックフリーの機種でに、現地でSIMカード(現地通信利用)を購入し利用する方が賢明です。SIMカード購入時は、身分証明(パスポート)の他に、現地の定住所を証明するもの(住民登録証)が必要となります。携帯電話の契約には、解約最短期限(購入から最短で24ヶ月など)が設けられていることが多いので、契約内容には細心の注意が必要です。まず現地購入を検討される方は、プリペイド式の携帯電話(SIMカード)なら、契約がないため解約期限はありませんし、チャージした分だけの使用になるため、通話超過もなく安心です。

【生活用品】

ほとんどの日用品はドイツで購入することができます。ドイツ国内の一部の都市には、割高になりますが日本食料品店や日本の書籍を扱う書店などもあります。手持ちの荷物は、旅行の際と同じく、最小限にとどめたいものです。着回しできる洋服や下着類・上着、靴、1〜2週間程度分の身だしなみ生活用品、使い慣れた(電子)辞書やアプリ(独和/和独、英和/和英)、文房具などとし、渡独後すぐに必要でないものは現地到着後に届くよう別送すると良いでしょう。

また、ドイツの気候は年間を通して日本よりも乾燥しているので、使い慣れた基礎化粧品やお気に入りのコスメ用品などは、日本から持っていくことをお勧めします。

滞在先がホームステイなどの場合、ホストファミリーへの簡単な手土産や、日本文化を紹介できるもの(折り紙や風景のポストカード、日本食レシピなど)があると喜ばれ、文化交流にも役に立ちます。また、現地生活では簡易な世界史や文化・美術史解説書、世界地図、旅行ガイドブックなどもあると便利です。

【手荷物/無料預荷物・空港の荷物検査/関税について】

航空会社や搭乗クラスによって規定が異なります。預けられる荷物は、ヨーロッパ線の場合、エコノミークラスで23kg以下の荷物を2つまで預けることができる規定が主流で、機内への手荷物は8~10kg程度です(航空会社やご利用クラスによっても重量やサイズ、条件が異なります。詳しくはチケットを予約する際にご利用の航空会社にご確認下さい)。規定重量をオーバーする場合には、超過料金がかかります。

また、入国審査時や、緊急連絡先など到着時に即必要な書類や証明書、貴重品、医療品(常備薬)、コンピューター、その他壊れやすいものは、必ず機内への持ち込み手荷物に入れましょう。刃物類の機内への持ち込みは禁止、液体物の持ち込みに関しても、量や形式などが規制されています。

*機内に持ち込めないものを手荷物に入れないように注意しましょう。機内への持ち込み禁止品に関する情報は、国土交通省航空局、あるいは各航空・空港各社の情報をご確認ください。法律上、ドイツ国内への持ち込みが禁止されているもの(肉、肉製品、牛乳、乳製品など)もあります。また、たばこやアルコール類、所持金額の免税範囲なども、渡航前に予めチェックしておきましょう。

 

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