ドイツのタクシー/カーシェアリングetc 事情

ドイツでの滞在で、初めての移動がバスやタクシーという方も多いのではないでしょうか。到着してすぐに移動する際に役に立つドイツのタクシーやカーシェアリング、レンタサイクル事情についてご案内します。

ドイツのタクシー

ドイツのタクシーはクリーム色で、車上には黄色いTAXIマークが掲げられています。車種はメルセデス・ベンツなどドイツメーカーが圧倒的に多く、日本のタクシーと異なる点は、自動ドアのサービスはないこと。客が手動でドアを開けます。また、1名で乗車する際は大抵助手席に誘導されますが、後部座席を選択しても問題ありません。車内は禁煙です。

主要駅にはタクシー乗り場が併設されています。タクシーが乗り場に見当たらない場合、タクシー乗り場にある専用電話を利用します。流しのタクシーはほとんどなく、タクシー乗り場で乗るか、各都市の専用コールセンターに問い合わせ、所定の場所に呼ぶ方法が一般的です。

夜間と日曜日は割増料金が設定されています。支払いにクレジットカードは使用できないことが多いので注意しましょう。チップは距離にもよりますが、合計金額の10%、短距離であれば端数の切り上げと考えれば問題ないでしょう。

空港TAXI乗り場では国産車が主流。日本では高級車だけにちょっとドキドキしますね!

ワンポイントアドバイス

ドイツの空港タクシーは、ぼったくり等の被害に遭うことは少ないですが、不安のある方で語学学校に通う方は、学校経由で契約している専用タクシーや乗り合いバスを手配することも可能です。

 

レンタカーやカーシェアリング(Car Sharing)事情

共通の目的地を持つ者同士が同乗し、ガソリン代をシェアすることで費用を節約するカーシェアリングは、以前からドイツでは、若者や学生の間で比較的よく利用される一般的な移動方法でした。

専門の掲示板に車の所有者が出発地と行き先、条件などを出発の数日前に書き込み、同乗者を探すというものです。移動費が大幅に節約でき、同乗者との有意義な情報交換や会話を楽しめるという利点もあります。

今や、道端で行き当たりバッタリのヒッチハイクをする時代ではない・・・?!

フランス発祥でヨーロッパ大陸で普及している、カーシェアリングサービスと配車サービスの中間に位置する「BlaBlaCar」がドイツでは広く普及しています。

また、アプリを使った配車タクシーサービスでは、ハンブルクの企業「mytaxi」はドイツ国内25都市以上を網羅し主流。昨今日本でも知名度が高い「Uber」はベルリンとミュンヘンの2都市で利用できます。

一方で近年、都会に暮らす車を持たない層を中心に普及し始めている新型のカーシェアリングサービスもあります。都市部でのレンタカーで代表的なものは、BMWやMINIのスタイリッシュな車種で人気の「DriveNow」や、2人乗りスマート車両専用の「Car2go」などです。キー代わりになるメンバーズカード1つでレンタルが開始でき、タンク不要、燃料込みのお手軽料金、所定エリア内での乗り捨て自由など、簡単で分かりやすい利用システムが人気の理由です。DriveNowはベルリン、ケルン、ハンブルク、デュッセルドルフ、ミュンヘンが利用エリア、Car2goはベルリン、フランクフルト、ハンブルク、ミュンヘン、シュトゥットガルト、ラインラントで利用ができます。

BlaBlaCar: https://www.blablacar.de
mytaxi: https://mytaxi.com
Uber: https://www.uber.com/de/de/
DriveNow: www.drive-now.com
Car2go: www.car2go.com

レンタサイクル/シェアサイクル(Call a bike)

ドイツ生活に慣れてくると街中でレンタサイクルも頻繁に見かけることになるでしょう。ドイツ鉄道(DB)が提供しているレンタサイクル・システム(Call a Bike)が都市部を中心に普及しています。

公式ウェブサイトもしくは専用ダイヤルから登録し、登録完了後は即日利用が可能です。初回登録費用(利用料金含め、全てクレジットもしくはECカード決済)が掛かりますが、一部はその後の利用料金に充てることができます。実際にレンタルステーションで自転車をレンタルする際は、各自転車に記されているコールセンター番号に電話をし、解錠コード(Öffnungscode)を入手。コードを入力すると自転車が使えます。返却時は、解錠時に掛けたコールセンターに再度電話をし、返却場所のボックスに記されたコード(Quittungscode)とステーション番号をSMSで入力すれば返却完了です。

24時間パス(15ユーロ)または72時間パス(40ユーロ)、または年間登録(会費3ユーロ)で30分1ユーロなど料金体系があります。Bahncard所有者、学生やシニア(65歳以上)の割引料金設定や、ハンブルクやリューネベルクなどはじめの30分は無料など特別エリアもあります。登録方法や料金、各種最新情報に関してはDB公式サイトにてご確認ください。

地方の観光都市では、例えばハイデルベルク市内の行政区が管轄するような、国内最大規模のレンタサイクル VRN nextbike なども運営されています。

地球環境にも優しくエコで、適度な運動にも最適な乗り物、それが自転車。ドイツでは、日常的な移動手段として大変メジャーです。車道や歩道とは別レーンの自転車道も整理されていることが多く、自転車グッツも豊富。ぜひ留学中に健康的なサイクリング生活も経験してみませんか。

ワンポイントアドバイス

ドイツの自転車は欧米人の体格に適した仕様なので、女性や小柄な方はご注意下さい。また、日本と交通ルール(右車線を走行)も違います。たとえ自転車であっても乗車時はくれぐれも気をつけましょう!

 

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