2023年5月1日より、「Deutschland-Ticket(ドイッチュラント・ティケット)」、別名「49€-Ticket」というドイツ全国定期券が開始されました。
以下に定期券の詳細と申請方法についてご説明します。
ドイツ全国定期券とは?
ドイツの「Verkehrswende」の一つでこの定期券の目的は環境問題や交通事故など人への被害の軽減とされています。
そもそもこの定期は当初、特に短距離の車の交通を減らすために開始され、無料ではありませんが、通常の定期券よりはとっても安く設定されているのが特徴です。
例えば、デュッセルドルフ市内定期券(Ticket 2000 A3)は月99€のところ、ドイツ全国定期券はなんと月49€ととても安く利用ができるのです!
これは国民の税金で補助されているからなのです。
このポイントは後で大事になります!
「Deutschland-Ticket」で何に乗って、どこまで行ける?
「Deutschland-Ticket」は ICとICEの電車以外、 公共交通機関全て利用できます!
よって、Straßenbahn、U-Bahn、Bus、S-Bahn、RE(Regional Express)、RB(Regional Bahn)などは乗り放題です。
ただしIC(Inter City)とICE(Inte City Express)だけは別のチケットが必要です。
例:デュッセルドルフに留学し、Deutschland-Ticketをお持ちでしたら、チケットの有効期限内は市内公共交通機関全て利用できます。
もし週末にミュンヘンに行きたい場合は、デュッセルドルフ中央駅からミュンヘン中央駅まで加えてICE/ICのチケットが必要ですが、ミュンヘン市内はまたDeutschland-Ticketで市内公共交通機関全て利用できます。
有効地域はドイツだけなので、他の国まで行く電車(ECのEuro Cityなど)は含まれていません。
ドイツの電車(Zug)の種類についてもっと知りたい方は、ぜひこちらの記事をご確認ください。
「Deutschland-Ticket」の申請方法
Deutschland-Ticketはオンライン、または駅のDB-Reisezentrumで申請できます。
申請のために本人確認証明(パスポート)とドイツの銀行口座が必要です。
上記に述べたように、国民の税金で補助されているので、観光客のためのチケットではありません。
よって、現金やクレジットカードでのお支払いは不可。
申請の際にドイツの銀行口座を登録し、年間プランのみを利用することができるというわけなのです。
ただし解約については、必ず1年間払い続かないといけないことはなく、希望するタイミングでドイツ鉄道のオンライン・ポータルから解約できます。
上記の情報がお役に立てれば幸いです。